試聴用楽曲リスト

conversation / TOMOYA HARA with HIROMI MASUDA

¥2,500 (税別)

【品番】MJP-055

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アルバムタイトル/conversation
アーティスト/TOMOYA HARA with HIROMI MASUDA
レーベル/MO'JAZZ PLEASE RECORDS
品番/MJP-055
リリース日/2023.9.30

【収録曲】

trio
1. All The Things You Are  (Jerome Kern) 10'17"
2. You'd Be So Nice To Come Home To (Cole Porter) 7'20"
3. A Night In Tunisia (Dizzy Gillespie) 6'57"
4. Body And Soul (Johnny Green) 9'49"
5. How High The Moon (Morgan Lewis) 7'23"
6. What Is This Things Called Love (Cole Porter) 9'13"
7. My One And Only Love (Guy Wood) 9'27"
8. Sonny Moon For Two (Sonny Rollins) 8'02"

【メンバー】
原とも也 (Guitar)
増田ひろみ (Alto Sax)

アルバムカバー写真:加藤正憲

 

(ライナーノーツ)

conversationなのだという。

原とも也(Gt)増田ひろみ (A.sax) 名手二人によるデュオセッションである。
当人たちには何を当たり前のことを、と思われるだろうが、全編アドリブ、譜面なしの一発録りなのだという。
おもしろいのは録音のセッティングで、演者2人にはっきりと左右のマイクが振り分けられている。聴いている自分と二人のプレーヤーが小さな三角形を形成し、ステージというよりすぐ目の前のフロアで演奏しているところに居合わせたような雰囲気だ。

禅問答や名手同士の剣戟的な打ち合いというデュオもあるのだろうけれど、このセッションはどちらかというと連歌のような成り立ちではないだろうか。ギターが曲のムードを塗った「部屋」にサックスが自由な描線を描いているように感じられた。そしてなにより楽しそうだ。

文字通りの「小さなオーケストラ」のごとく、あるときはベースライン、またあるときはバッキング、どこまでも伸びていく色彩豊かなアドリブを蚕のように紡ぎ出すギターに、恐ろしくレスポンスの良いエンジンのようなサックスが、それにするっと呼応して曲のデテールを描いてゆくさまは、精神が解放されるようで気持ちがいい。
たった2つの楽器によって、そこにあるべき音が、あるべき長さで自然に置かれてゆく。
曲はリラックスしているのに演奏はスリリングで飽きさせない。これはじつは驚異的なことではないのだろうか。

おなじみの曲ばかりだからテーマの部分で思わず口ずさんでしまうのもいい。

アルバム全体に溢れるのびのびとした雰囲気はまさにconversationなのです。